メッセージ

Message

緑豊かな山々と静かなに海に面した自然豊かなわが町行橋から、第2回目の国際公募彫刻展「Yukuhashi International Biennale 2019」を世界に向けて発信します。

第1回目では17カ国から56点のレベルの高い作品が勢ぞろいし、大賞にはイタリア在住30年の日本人彫刻家奥村信之氏の「思考するヒポクラテス像」が選ばれました。この作品は弥勒半迦思惟像のポーズをヒポクラテスにとらせ、東西文明を超えた普遍性を追求したものです。古代、数多くの文物がシルクロードを経由して奈良の都に運ばれましたが、それらのほとんどがわが町行橋を経由したものと考えられます。ローマで制作されたこの作品がはるばると行橋にやってきたことに悠久の歴史を感じます。現在この作品は、市の図書館や歴史資料館のある「コスメイト行橋」のロビーに展示され、多くの市民に愛されています。IT技術の導入によって大賞作品だけでなく、入賞作品も画像にスマホをかざすと飛び出してくるバーチャルミュージアムでも鑑賞できるようになっています。

 また、公募展と並行して開催された「ゆくはしオブジェ・プロジェクト」には、39カ国から114人もの彫刻家が応募してくれました。このなかから選抜された6人の彫刻家が商店街にふさわしい作品を公開制作で作ってくれました。このプロジェクトには多くの市民の皆様の協力があり、アートによる町おこしにもつながりました。

 こうした一連の試みは、わが町に「後世に残る素晴らしい彫刻作品」だけでなく、「感動するこころ」や「地域の誇り」、そして「市民レベルの国際交流」までもたらしてくれました。今回も第1回目以上の盛り上がりを期待しています。

行橋市長 田中純