第3 回ゆくはし国際公募彫刻展

ゆくはしビエンナーレ2021

 第3回ゆくはし国際公募彫刻展の入賞作品が5点決定しました。今回は、世界6カ国から32点の作品(国内からは26点、海外からは中国から2点、ルーマニア、スペイン、アメリカ、ブルガリアからそれぞれ1点ずつ)のご応募をいただきました。

3回ゆくはし国際公募彫刻展・入賞作品
First Round Review

1次審査・入賞作品

末松謙澄氏像
末松謙澄氏像

松田 光司

末松謙澄氏像

 日本の未来を見据え、子々孫々の発展を願う深い眼差しの表情となるべく表現しました。

Influencer K Suematsu
Influencer K Suematsu

青野 セクウォイア

Influencer K. Suematsu

 日本で育った基盤を持ち、彫刻という分野ではあれ、これを生業に海外に身を置く私にとって、自ずと課せられる役割には少なからずと末松氏に共通項を見出し、大いに感化させられた。
 激動の時代に身をおき、政治家として又文化人としての彼の功績、日本と諸外国に新たな息吹を吹き込む架け橋となった大きな貢献は計り知れない。そんな末松氏に敬意を表し彼の像を刻んでいきたい。そして鏡のように反射した表面加工には、天気、四季、時間によって色をかえ、常に“斬新さ”に富んだ人柄といつまでも色褪せることのない末松氏の輝きを表したいと考える。

起草する末松謙澄
起草する末松謙澄

川村 洋平

起草する末松謙澄

 激動の時代、国内外で活躍した行橋の誇る「知の巨人」末松謙澄。世界に向けて日本文化を発信した明治時代の“インフルエンサー”としての側面を、凛としつつもくつろぎながら文章の草稿を練っている姿で表現した。
 制作に当たり、駅前広場に置かれることを想定し以下の条件を掲げた。
「①物理的な量を実現すること、②多くの人が興味を持てる“仕掛け”をつくること」
 ①に関しては、椅子に座っている像を構想し実現を図った。像の膝あたりに目線が来、やや見上げることを想定したポージングと人体比率にした。
 ②に関しては、ハイバックチェアと本が一体となる造形上の遊びを盛り込んだ。開いたページの隙間から雲をあふれ出させることで、文人としての豊かな創造性を表現している。

世界へ
世界へ

郡 順治

世界へ

 語学や教養を武器に、誇りをもって西洋列強に立ち向かった末松謙澄さんの生涯に明治期の開国したての若い日本の様を重ね、はつらつとした若者として表現しました。和と洋の書を携え、大地をしっかりと踏みしめて、広い世界の先に日本の未来を見据えています。

Suematsu Kencho
Suematsu Kencho

Miguel del Rey Vergara

Suematsu Kencho

 末松謙澄が生涯をかけて達成した成果を、彼の誇りと自信を表すような方法で謙澄像を作成したかった。